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営農情報

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2016.04.01更新

摘蕾/花粉採取と貯蔵/受粉/防除のポイント


 2年ぶりに本稿に復帰しました、山陽基幹支店の和田です。よろしくお願いいたします。
 開花期の好天と結実安定を願いつつ執筆を進めています。

1.摘蕾(花)

 摘蕾程度はせん定の強弱によって変えます。強ければ摘蕾は軽く、弱いせん定であれば摘蕾はしっかり行いましょう。
 また、徒長枝は無摘蕾、短果枝はしっかりと摘蕾します。花粉のない品種の摘蕾はやや軽く行います。
 摘花も摘蕾と同様の考え方で行いましょう。

2.花粉採取と貯蔵

 採取は、白鳳や黄金桃など花粉の多い品種から行えば効率的です。

(1)花蕾の採集(図)

 花蕾は、1~2kg/10aが必要とされています。
 開花直前の花蕾か、開葯していない開花直後の花を採集します。

(2)採葯・開葯(図)

 採集した花蕾は2~3mm目の篩や金網にこすりつけて、花弁と花糸と葯に分離し、開葯には分離した葯のみ用います。
 30℃以上になると花粉の発芽率は極端に低下するので、注意が必要です。
 自然開葯は、ハトロン紙の上に薄く広げ、直射日光が当たらない乾燥した暖かい場所で行います。
 開葯専用機の温度は20~25℃に保ちます。

(3)花粉の貯蔵

 採取した花粉は薬包紙やパラフィン紙に包み、茶筒などの密閉容器に入れて冷蔵庫で保管します。

3.受粉(図)

 受粉機には精製花粉を用い、増量剤で約10倍に希釈して使います。
 ボンテン、羽毛などには粗花粉を用い、増量剤で2倍(容積)に希釈して使います。
 増量剤には染色石松子などを用います。
 受粉をした後、3時間以内に雨が降れば再度の受粉が必要です。

図 人工受粉の手順(モモハウス栽培の手引き)

4.防除のポイント

(1)病 害

 昨秋、せん孔細菌病が多発した園地は、JA防除暦応急防除欄のマイシン20の1000倍を散布しましょう。
 また、せん孔細菌病防除の際には展着剤アビオンE1000倍を加用散布すれば薬剤の付着性、耐雨性が増し、薬剤効果を高めます。

(2)虫 害

 コンフューザーMMは4月下旬頃、120本/10aを目安に設置しましょう。
(山陽基幹支店 和田 泰)