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営農情報

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2016.06.01更新

硬核期と胚の発育/袋掛け/日当たり改善他


 今月には袋掛けも終わり、末になるといよいよ早生の出荷が始まります。

1.硬核期と胚の発育

 本年の清水白桃の満開日は4月4日ですから、満開50日後の5月24日頃には硬核期に突入します。その後、果実が順調に発育すれば6月3日頃には硬核が完了します。
 胚は硬核期に入るとともに発育を始め、発育の遅速には日照量・気温・核割れの有無などが影響しながら進みます。
 そして、胚長が5mm以上に発育すると生理的落果はほぼ終息すると言われています。
 5月末から6月半ばにかけて、種を縫合線上に縦に割って、胚の発育状況を確認してみましょう。

2.袋掛け

 袋掛け作業もピークを迎えます。
 清水白桃は、硬核期頃からは随時核割れや胚の発育程度を確認して、袋掛け時期を決める参考にしてください(先述)。
 まず、清水白桃について二通りパターンを紹介します。一つは、満開60日を過ぎた6月4日以降に1.2~1.5倍の袋を掛けて、満開75日後の6月20日頃に落果状況を判断し修正摘果を行う方法です。二つめは、満開75日頃修正摘果を行った後に袋掛けを行う方法です(表1)。
 おかやま夢白桃は5月下旬~6月上旬に袋掛けを行います。
 白麗は、満開70日後の6月13日頃に仕上げ摘果と同時に袋掛けをします。
 掛け袋は、部会で決められたものを使用しましょう。

表1 清水白桃における修正摘果時の葉数の目安

3.日当たり改善

(1)新梢管理

 勢いが強く過繁茂の樹は、徒長枝をせん除し、着果部位の日当たり改善を図ります(図1)。
 注意点は次のとおりです。
 ①基部から10cm程度を残してせん除
 ②最小限のせん除にとどめる
 ③6月硬核完了後随時行う

(2)枝つり・支柱

 着果部位ならびに樹冠下の日当たり改善(図2)と果実重による枝折れや裂けの防止を目的に、樹の中心へ立てた支柱への枝つりまたは枝を下から支える支柱立てなどの備えおよび点検を行いましょう。

図1 徒長枝数と果実糖度の関係

(H18,あかいわ地域もも栽培の極意本,東備農業普及指導センター)

図2 樹冠下相対照度と果実糖度の関係

(1998,岡山県農業総合センター)

4.落蕾症への備え

 発生園の次年度対策としては、6月上中旬と収穫後の8月下旬~9月中旬の合計2回、液体マンガン200倍の葉面散布が有効です。

5.病害虫防除

 28年版JA防除暦を参照してください。
(山陽基幹支店 和田 泰)