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営農情報

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2016.07.01更新

修正摘果/日当たり改善/適期収穫他


 県南の生育ペースを平年と比較してみると、開花は4日早く、果実肥大は満開30日後110%、40日後101%、50日後106%と大きい水準で経過しています。
 昨年と比べても、いずれの時期ともハイペースな状況にあります。

1.修正摘果

 生理的落果を見込んで袋を多く掛けた清水白桃などのうち、落果は少なく、しかもまだ修正摘果をすませていない場合には、早急に目通りから下の日当たりの悪い位置の果実や小さい果実を優先して摘果しましょう。

2.日当たり改善

 発育枝(徒長枝)が多く発生し、地面に日光が射し込まない、樹冠下の暗い園地の果実糖度は低い傾向にあります(図1・2)。

(1)発育枝のせん除

 樹勢が強く樹冠下が暗い場合には、主枝・亜主枝の背面から発生している発育枝のせん除を行います。程度は最小限に止めることとし、発生している発育枝の1/3~1/2以内を目安に行います。せん除は発育枝の基部10cm程度を残して行います。

(2)支柱などの点検

 枝折れや枝裂け防止と同時に、日当たり改善も考慮して、枝吊り・支柱立てを行うとともに、その点検を行います。

図1 樹冠下相対照度と果実糖度の関係

(1998,岡山県農業総合センター)

図2 徒長枝数と果実糖度の関係

(H18,あかいわ地域もも栽培の極意本,東備農業普及指導センター)

3.適期収穫

 選果場の収穫基準を厳守して、未熟果・過熟果の収穫にならないよう適期収穫に努めます。とくに品種の変わり目には、終える品種、始まる品種双方の熟度に十分注意してください。
 また、収穫時の果実温度の高低はその後の果実軟化の遅速に影響を与えます。低い温度条件下では軟化はゆっくり進み、日持ちは長くなります。収穫は、できるだけ早朝の果実温度が低く、日射が強くなる前頃に行いましょう。
 さらに、日持ち性を低下させないためには、作業場ならびに選果場までのコンテナ運搬の際にトラックの荷台に覆いをするなど、直接太陽光に果実を晒すことのないように心がけることが大切です。

4.梅雨明け後のかん水

 高温乾燥が続くと果実に渋味の発生とか成熟に遅延が起こる事例や研究報告などもあります。
 天気予報を参考にしながら、晴天が続いて土壌乾燥が予測される時には、早めにかん水を行いましょう。

5.病害虫防除と農薬の適正使用

 収穫期を迎えています。JA防除暦、農薬容器ラベルの確認などによる農薬適正使用を厳守してください。
 とくに早生・中生・晩生の混植園は注意が必要です。
(山陽基幹支店 和田 泰)