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営農情報

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2016.09.01更新

葉面散布/礼肥・基肥/かん水/秋季せん定他


1.葉面散布

 葉色と光合成には関係(図1)があります。
 葉色が濃くなり、働きが良くなれば樹体のデンプン含有率は高まり、耐寒性が増して凍害(胴枯れ症)に強くなるといわれています。また、秋の発根も促進されます。
 9月上旬までに、尿素200倍を散布しましょう(先月号参照)。

図1 清水白桃の9月の葉色と光合成速度との関係(2000年、岡山農試)

2.礼肥・基肥

 礼肥は、施用が遅れると年内の吸収率が低下し(表1)、良い結果は得られません。まだの方は早めに施しましょう。
 礼肥・基肥の種類および施用時期と量は施肥設計(表2)を参照してください。
 樹勢の強弱によって施肥量の増減は必要です。

表1 モモでの施肥窒素の部位別吸収率(福島園試 佐々木ら 1978、抜粋)

表2 平成29年産 もも施肥設計(例)

※土壌条件、本年の生育状況(枝の遅伸び程度)を見て施用量を加減する。
※施用時期は遅れないようにし、施用後はかん水を行う。
※敷きワラの成分は600㎏(約10a分のワラ)の場合N3.3・K6.6。実際には1/3が成分量として加算される(N1.1・K2.2)。

3.かん水

 翌春の初期生育の促進を目的として、土壌乾燥が続くようであれば、10日間隔で20mm程度のかん水を行います。とりわけ、施肥後のかん水は肥料成分の溶解吸収に有効です。

4.秋季せん定

 8月下旬~9月中旬頃までに行います。
 強勢樹の樹勢安定(調節)や日当たり改善による結果枝の充実などは、早く行うほど高い効果が得られます。
  • (1)強勢樹のみ行う
  • (2)徒長枝は10cm残してせん定する
  • (3)太枝の切り口には保護剤を塗布する

5.せん孔細菌病の防除

 本年は県下に発生が多く、5月16日に山陽管内のもも農家の皆様には防除の徹底を呼びかけました。また県からは6月8日に注意報が発表され、テレビでも放送されました。
 発生園では病原菌が枝の皮目や落葉痕部に残り(秋に感染して)越冬します。菌の翌春への越冬を抑制するためには、秋の薬剤防除が大切です。
 また、感染には台風に伴う暴風雨が大きく影響します。防除の基本は風雨の前の散布です。薬液をタップリ使って、丁寧に、掛けムラのないように散布しましょう。
  • (1)9月中旬
     ICボルドー412:30~50倍
  • (2)9月下旬~10月中旬(この間2回)
     ICボルドー412:30~50倍
※ICボルドーには展着剤アビオンE1000倍を混用しましょう。

6.芽接ぎ

 9月中旬~10月上旬頃行います(図2)。

図2 芽接ぎの方法

(山陽基幹支店 和田 泰)