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営農情報

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JA岡山東の営農情報をご紹介しています。


2016.11.01更新

生産性の向上/部分深耕・土壌改良/植え付け準備


 車を走らせると、耕作をやめた荒地や放任状態のもも園が目につきます。このような場所は、病害虫にとってうってつけの棲みかになるばかりか、翌年の発生源になるとともに、地域の景観を損なうことにもつながります。
 みんなで、放任樹伐採と荒地解消の気運を盛り上げ、もも産地としてのイメージアップと地域の景観保全に努めたいものです。

1.生産性の向上

 新植地のももや若木には冴え(はれ)の良い果実が実ります。これらの樹園地の面積占有率を高めれば産地ブランドは必然的に向上します。
 ももの樹は15年くらい経過すると、幹の肌は凸凹とツヤを失い、黒ずみ、ヤニが吹き出し、果実の生産性や品質が徐々に低下します。
 しかし、10年も満たない樹に同様の兆候が表れている現場にたびたび遭遇することがあります。これは、原因の究明とそれに応じた対策を講じる必要があります。次のことを参考に原因と対策を考えましょう。
  • 病害虫発生樹は防除対策を!
  • 排水の悪い園地は排水対策を(図1)!
  • 乾燥園は水源およびかん水設備の充実を!
  • 土壌が浅い園地は有効土層の拡大を!
  • 症状が重い樹は早めの改植を!
 早めに樹園地全体の新・改植計画を立てて、実行に移すことが大切です。

図1 盛り土と暗きょ、明きょ併用方式による果樹園排水(岡山県土づくりマニュアル)

2.部分深耕・土壌改良

 11月からの部分深耕は排水を中心に考えて、時期が遅くなるほど太根は切らないように心がけてください。
 多くの根を切る中耕は、これからの時期は控えたいものです。
 土壌改良は新・改植を行う時がチャンスです。苗木の植え付け前に抜本的な土壌改良を施しましょう。
 土壌改良の実施に当たっては、先月号の本欄を参考にしてください。

3.植え付け準備

 「JA岡山東モモ部会」は、県育成品種「PEH7号」の導入を積極的に推進しています。
 また、今年は樹勢の弱った樹が多く、回復の可能性と改植の可否判断を必要とする場面を見受けます。新・改植を計画されている方は、早めに植え付け準備に取り掛かりましょう(図2)。

図2 植付け準備

(山陽基幹支店 和田 泰)