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2017.01.01更新

28年産で問題の病害虫/改訂の要点


 本年もよろしくお願いします。
 さて、各地域でJA岡山東「平成29年版ももの作業防除暦」の説明会が行われていることと思いますが、本紙面では要点についてご紹介いたします。

1.28年産で問題の病害虫

 病気ではせん孔細菌病や果実赤点病、害虫ではカイガラムシ類やハダニ類の発生が問題になった園地が多かったようです。

2.改訂の要点

 28年産で問題となった病害虫を念頭において、29年版を作成しております。

(1)せん孔細菌病への対応

 有効な薬剤が少なく、継続的に耕種的防除と薬剤防除を組み合わせた総合的体系防除を要する細菌性の病気とされています。
 まず、その注意喚起を、暦の下段「応急防除および注意事項」欄の1月と2月の項目で行っています。
 また、「必行防除」欄では防除ポイントを改訂して次の三つに分けて記載しています。
 一つめは3月中旬の発芽前防除です。本病に有効なICボルドー412を挿入して、従来の石灰硫黄合剤(本病には無効)との選択制にしています。
 二つめは4月中旬以降の生育期防除です。
 4月下旬に、中生種・晩生種を対象としてアグレプト液剤を新規に採用しています。また、時期ごとに、防除枠の右側にせん孔細菌病に有効な薬剤を挿入しています。
 三つめは秋季防除です。10月上旬にもICボルドー412散布を加えて、防除を2回に補強しています。
 さらに、「応急防除および注意事項」欄でも対策を記載しています。伝染源を少なくする有効手段として、春(4~5月上旬頃)に発生する病斑枝や枯枝の切り取りによる園外処分の呼びかけです。

(2)果実赤点病への対応

 幼果の時には症状が分からず、成熟期に果実表面に赤色の小斑点症状を現す病気です。ウメシロカイガラムシの被害症状と似ていますが、本病は吸汁痕がなく、斑点が小さいのが特徴です。
 本病の被害発生園では、5月下旬の必行防除薬剤トレノックスフロアブルをジマンダイセン水和剤に代えて防除するよう「応急防除および注意事項」欄に記載しています。
 なお、「必行防除」欄の5月中旬および6月上旬のベルクート水和剤は本病に有効な薬剤です。

(3)その他の対応

 カイガラムシ類については、従来の防除体系が有効との見解から、改訂しておりません。ハダニ類は発生に応じて、応急防除欄を参照しながら対応しましょう。どちらの害虫にも12月の機械油乳剤が有効です。
 なお、作業防除暦をお持ちでない方は、JA各支店経済窓口までお問い合わせください。
(山陽基幹支店 和田 泰)