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営農情報

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2017.03.01更新

摘蕾/春の植え付け/土壌乾燥の防止/晩霜対策/病害虫防除


1.摘蕾

 摘蕾とは花芽(花蕾)を落とすことを意味し、葉芽は落とさず残します。花芽と葉芽の区分は図1を参照してください。
 蕾が落ちやすく、摘蕾作業が容易になる時期(2月下旬~3月)を迎えています。方法は先月号の摘蕾の目安を参照して取り組みましょう。

図1 モモの花芽と葉芽の区分

2.春の植え付け

 モモ部会推奨品種PEH7号など、仮植え状態の苗木を今月上旬~中旬に植え付けます。早すぎると寒害を受けやすく、遅れると根傷みを起こします。
 長い根や痛んだ根を切り返し、根を植え床に四方に広げて植えます。植え付けた苗木は支柱に結束し、風揺れや倒伏を防ぐ処置をしておきます。詳しくは図2を参照してください。

図2 苗木の植え付け方法

3.土壌乾燥の防止

 すでにももの根は動き始めています。今後は伸長が盛んになると同時に、養水分の吸収も活発になります。
 養水分の吸収を円滑にして枝葉や幼果の初期生育を促すために、土壌が乾けばかん水して、適湿を保つ必要があります。

4.晩霜対策

 敷きわらなどのマルチや草生は夜間の地温の放熱を妨げ、霜害発生の助長要因になるので注意が必要です。
 下草は常に低く刈り込むとともにマルチは霜害危険期を過ぎてから敷きましょう。

5.病害虫防除

 風が無く穏やかな日を選んで防除しましょう。
 防除薬剤・時期は、下記および「平成29年版JAもも防除暦」を参照してください。
 また、せん孔細菌など保菌源の枯れ枝や病斑枝のせん除と園外処分に常に心がけ、越冬密度の低下に努めます。
(1)ラビキラー乳剤 200倍
 コスカシバ被害のある樹は今月初旬頃に、幼虫が生息している幹の部分を狙って散布します。
(2)石灰硫黄合剤 20倍
 今月中旬頃に、ハダニ類、サビダニを対象に散布します。展着剤が必要です。
 なお本剤は、せん孔細菌病には効果がないので、同病の多発園は本剤に替えて次の(3)の防除を行います。
(3)ICボルドー412 30倍
 せん孔細菌病の多発園では、石灰硫黄合剤に替えて本剤を今月中旬頃に散布します。縮葉病にも効果のある剤です。
(4)カスミンボルドー 500倍
 今月下旬頃、せん孔細菌病、縮葉病を対象として散布します。
 成分として含まれるカスガマイシンは「植物への浸透移行性がある」とされています。
(山陽基幹支店 和田 泰)