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営農情報

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2018.02.01更新

摘蕾の実際/凍害の対策/病虫害対策


 本格的な摘蕾の時期を迎えます。
一方、2月も末になると樹液の流動とともに耐寒性が低下し始めます。
 行うことは的確に行って、生産安定に万全を期したいものです。

1.摘蕾の実際

 モモは大木になると20,000~25,000の花を咲かせ、うち収穫に至るのは800~1,000果位です。
 摘蕾は、貯蔵養分の有効利用による初期生育の増進と大玉生産、着果数制限による摘果作業の効率化を目的として行います。
 しかし、程度や方法を間違えると着果不足を来たすことがありますので注意が必要です。
  • (1)時期
    蕾は2月中旬から3月上旬頃に落としやすくなります。
    面積の多い方、枝を多く残す超弱せん定の方は摘蕾作業に手間が掛かるので、早めに取り掛りましょう。
  • (2)程度
    樹勢やせん定の強弱に応じて摘蕾程度を変え、勢いの強い樹、強いせん定を行った樹、花粉の無い品種などは弱めに行います。
    また、結実率の悪い品種(おかやま夢白桃、清水白桃、日川白鳳)や落蕾症のある千種白鳳、うそ鳥・霜害の常襲園地なども摘蕾は弱く行い、結実量の安定確保を図ります。
  • (3)方法
    樹冠の上層部や徒長枝・長果枝は弱く、充実の悪い下層部の枝や短果枝は強めに摘蕾を行います。(図1、2、表参照)
    ・蕾は上向きを落とす
    ・中長果枝は基部と先端部の蕾を落とす
    ・主枝先端50~100cm、亜主枝先端50cmは全ての蕾を落とす

図1 絵で見る通常せん定の摘蕾程度の目安

図2 樹全体で摘蕾程度を変える部分

表 摘蕾程度の目安

2.凍害の対策

 樹液の流動が始まると、その後の冷え込みによる凍害の危険性が徐々に高まってきます。
 徒長的に生育した充実の悪い樹、5~6年生頃までの若木などは、今月中に地際部50~80cmにワラかコモを巻くなど、寒さから樹を守る保護策を講じます。

3.病虫害対策

 摘蕾に際して次の耕種的防除対策に取り組み、越冬病害虫の密度低下に努めます。
  • (1)せん孔細菌など:枯れ枝や障害(病斑・裂傷)のある枝の切り取り、園外処分する。
  • (2)カイガラムシ:ワイヤーブラシ(真ちゅう製)などにより擦り落とす。
(山陽基幹支店 和田 泰)