人と大地と地域を結ぶ、JAコミュニケーション。




営農情報


JA岡山東の営農情報をご紹介しています。


ピオーネ

2012.06.01更新

簡易被覆栽培ピオーネの栽培管理 (開花期以降の管理)


 ピオーネの6月の作業は、ホルモン処理(5月号参照)から果房管理に新梢管理と最後の仕上げとなります。適期に作業を進めることが重要となります。効率的な作業により良品生産に努めましょう。

◇果房の整形・摘粒

 穂軸の整形は、車数が多く、花穂軸が長い場合は、車数で8〜10車、果軸長が5〜6㎝になるように切り込みます。
 摘粒は、房の中心部の混み合う部分を重点的に間引き、肩部や先端部はやや多めに残します。果粒数が多い場合は、内向きの果粒、肥大の悪い果粒、変形・障害果粒、裂果粒などを間引きます。最終粒数は果房重が500から600g程度になるようにします(表1)。通常は、満開15日頃までには、残す果粒を最終果粒数の35粒程度にします(写真1)。

表1 1 房粒数、平均粒重と果房重の関係

粒数\粒重
13g
15g
17g
32 粒
416
480
544
35 粒
455
525
595
38 粒
494
570
646
40 粒
520
600
680
写真1 左図摘粒前・右図摘粒後(35 粒)

写真1 左図摘粒前・右図摘粒後(35 粒)

◇結果量調節(摘房)

 各園の樹勢や葉面積、果粒の大きさや果粒の数によって、着果させることができる房の数は異なりますので、表1、2を参考に結果量調節を行いましょう。

○摘房の目安

 成熟時の房の大きさを予測し、収量が1.5t/10aになるように調整します。管内の簡易被覆栽培においては、結果本数が少なく葉面積が不足している園地が多く見受けられます。さらにこのような樹をみると、副梢葉の確保が十分できていません。
 房前後から元までの副梢葉が2〜3枚、房先の副梢葉が1〜2枚程度確保できていない新梢(葉面積が不足している新梢)は、基準(表2)の房数よりも少なめの着果量にします。
 摘房は、早めにし、遅くとも果粒軟化前までに終わらせるようにして下さい。

表2 1,500㎏/ 10a にするための果房重と房数の目安

果房重
10a当たり
主枝2m(4㎡)
当たり
500g
3,000房
12房
550g
2,727房
11房
600g
2,500房
10房
○摘房の対象となる果房

 弱い新梢の果房、バラ房、大きすぎる果房などを摘房します。

○若木の着果量

 初結実させる部位では、基準の1/3以下の着果量にします。

(農業普及指導センター)