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営農情報

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ピオーネ・オーロラブラック

2016.07.01更新

普通加温栽培/簡易被覆栽培


1.普通加温栽培

(1)収 穫

 2月以降に加温開始した作型では収穫期を迎えますが、収穫適期を逃さないように計画的に作業しましょう。土壌が乾燥しすぎると果粒の張りがなくなり、元に戻らなくなるので注意しましょう。

(2)収穫後の管理

○礼肥
 葉色を維持し貯蔵養分を蓄積します。収穫が1/3から半分程度終了した時点で施用します。施肥量は、速効性肥料を窒素成分で2kg/10a程度とします。
○新梢管理
 収穫後、摘心節付近の副梢が勢いよく伸びていれば、2枚程度で切り戻しましょう。摘心節付近の新梢を放任すると元葉の傷みが激しくなります。すでに元葉が傷んでいる場合は、摘心節付近の副梢を2枚程度で摘心し、着房節から基部にかけての副梢で5枚程度を確保しましょう。

2.簡易被覆栽培

(1)結果量調節

 今月は果粒軟化期、着色期を迎えます。結果枝数が少ない場合、糖度がスムーズに上がりません。結果数と枝数の再確認を行い、着果に無理がある場合は摘房を行ってください(表)。
○摘房の目安
 簡易被覆栽培においては、結果本数が少なく葉面積が不足している園地が見られます。このような樹を調査してみると、副梢葉の確保が十分にできていない状態になっています。
 基部から房までの副梢葉が2~5枚、房先の副梢葉が1~2枚程度、確保できていない新梢は葉面積が不足していますので、基準(表)の房数よりも少なめの着果数にしましょう。
 着色開始後の摘房は、糖度上昇効果はありますが、着色向上効果は期待できません。必ず、着色が始まる前までに摘房を行い、黒く着色したおいしいピオーネづくりを目指しましょう。

(2)袋掛け

 仕上げ摘粒を終え薬剤散布を行ったら、早めに袋掛けを行いましょう。

(3)ビニル被覆の除去

 着色開始後に高温乾燥状態が続くと、着色不良果や葉焼けが発生しやすくなりますので、袋掛け後は被覆資材を除去しましょう。

(4)樹冠拡大中の若木の管理

 主枝延長枝を棚付しながら伸長させていると思いますが、定植1年目の苗木の中には勢いが弱くあまり伸びないものもあり、速効性肥料を分施するなどして伸長させている樹もあるかもしれません。しかし、樹冠の拡大は今月までとし、月末からは充実を図る作業に入りましょう。
 7月下旬~8月上旬に延長枝の先端を摘心し、その後発生する新梢は10~15日間隔で摘心し、徐々に伸長を停止させていきます。先端以外の副梢は伸長状況に合わせて2~3葉残して摘心し、副々梢が再伸長する場合はかき取ります。この作業を怠ると延長枝は長太で扁平になり、充実が悪く、翌年の発芽も悪くなります。充実を図れば翌年には旺盛に伸長しますので、摘心をしながら防除も実施し、葉を大切にしましょう。

表 10a当たり収量1,500kgにするための果房重と房数

(瀬戸支店 阿部 昭正)