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営農情報

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ピオーネ・オーロラブラック

2017.03.22更新

無加温栽培/簡易被覆栽培


1.無加温栽培

○被覆から発芽までの温度管理

 ハウス被覆後は、隙間風が入ってこないかチェックして気密性を高めましょう。ぶどうの芽は多湿条件下(100%)では45℃程度の高温に耐えることができます(表)。
 被覆後からブリージングまでは、根からの吸水が少なく芽が乾燥しやすい時期なので、とくに多湿に保ち、発芽までは異常高温に注意して換気は最低限にします。

○発芽後の温度管理

 発芽以降は湿度を60%程度に下げ、やや乾燥状態を保ち、病害の発生を抑えます。昼間の温度は通常30℃以下を目標にして、過剰なかん水は新根生長の遅れや新梢の徒長を招く要因になりますので、土壌水分状態を確認したうえで晴天日の午前中にかん水しましょう。

○摘穂

 樹勢が弱い樹では、花穂がわかりしだい、できるだけ早く制限します。1新梢1花穂とし、弱い新梢は空枝とします。

○樹勢が弱い場合

 葉色が薄いなど初期生育が弱い場合は、窒素成分を含んだ葉面散布剤を連続散布してください。

表 ハウスブドウの生育適温と生育限界温度(島根県)

*生育限界温度は「デラウェア」に準ずる

2.簡易被覆栽培

○芽だし肥

 昨年、樹勢が弱かった園地には、3月上旬頃に硫安5~10㎏/10aを芽だし肥として施用します。また、発芽後の葉色が薄いなど初期生育が弱い場合は、窒素成分を含んだ葉面散布剤を連続散布しましょう。

○病害虫防除

 発芽前の防除は大変重要です。
 越冬病害虫(晩腐病・褐斑病・うどんこ病・ダニ類・カイガラムシ類など)の密度を下げるために、粗皮けずり後に幹の内部まで散布ムラのないように十分な量を散布しましょう。
 晩腐病が多い園地は、ベンレートT水和剤の200倍を3月下旬に、ベフラン液剤の250倍を加用した石灰硫黄合剤の7倍を4月上中旬に散布します。晩腐病は、結果母枝や巻きづるなどで越冬しますので、発芽までに取り除いておくことが重要です。
 また、一部で褐斑病が多発して早期落葉した園地がありますが、このような場合は落葉処理をしてから十分な量を散布しましょう。

○排水対策

 水田からの転換園では梅雨の長雨などで湿害が発生します。このような園地では、地表面の雨水を迅速に排水できるように、今から排水路の整備や暗きょを設置しておきましょう。
(瀬戸支店 阿部 昭正)