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営農情報

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ピオーネ・オーロラブラック

2017.05.01更新

簡易被覆栽培/無加温栽培/加温栽培


1.簡易被覆栽培

 新梢が旺盛に伸び始め農作業が忙しくなります。開花までに新梢誘引・摘心・花穂の切り込みを行いますが、防除や除草も必要です。
 計画的に作業を進めましょう。

(1)誘引

 新梢を誘引線に誘引し固定させることにより、一時的に新梢伸長を抑え、花穂の栄養状態を向上させます。結果枝の間隔は20cm程度とし、晴天日の午後に作業しましょう。

(2)摘心

 新梢勢力を揃え、花穂の結実向上を目的に行います。開花始めに房先7~8枚で摘心します。房までの副梢は2~3枚、それより先は1枚が基本ですが、棚面が葉で埋まり、被覆資材に絡まないように副梢数を確保しましょう。

(3)花穂管理

 花穂はなるべく早く1新梢1花穂にして、弱い新梢はから枝にします。花穂整形は、花穂がばらけてから、不要な岐肩や大きな車を早めに除去し、開花前~開花始めまでに先端部3~3.5cm(8~10車)にします。

2.無加温栽培

 5月になると、早朝でも数時間でハウス内温度が急上昇しますので、しっかり換気しましょう。また、開花直前と果粒肥大期はたっぷりかん水しましょう。

(1)温度管理

 日中30℃以上にならないように早朝から換気しましょう。また、内張りをしている場合は、高温回避と光線確保のために、開花期を目安に内張りを除去しましょう。

(2)新梢管理

 無加温栽培では摘心を繰り返すと遅伸びを助長しやすいので、開花後2週間以降は強い副梢を軽く摘心する程度とします。とくに、着房節周辺に発生した強い副梢は早めに摘心して遅伸びを防ぎ、反対に、数枚程度で伸びが止まるような副梢は放任します。

(3)ジベレリン処理

 満開時~満開3日後に花冠を払い落としてから、日中の高温時を避けて処理します。

(4)果房と着果管理

 結実後は早めに、亜主枝3m当たり16~17房に摘房します。さらに、開花後2週間に果軸長5~6cmを目安とし大房化を避けます。
 無加温栽培は、加温栽培よりも着色不良や成熟遅れになりやすいので、とくに注意が必要です。

表1 無核化2回処理方法

表2 無核化満開期1回処理方法

3.加温栽培

(1)温度管理

 昼温が30℃以上になると、葉が機能低下し品質不良につながります。早朝からの換気に努めましょう。
 果粒軟化後から3週間くらいの温度が低いと酸抜けが悪いため、夜温18~20℃で管理しましょう。収穫期まで加温を継続し、果粒肥大と酸抜けを促進します。

(2)新梢管理

 副梢の生長は果粒軟化期にはほぼ停止するのが望ましい姿です。過繁茂な部分は、軟化始めに副梢を整理して日当たりを良くしましょう。また、乾燥させすぎないように注意し、急激な水分変化がおきないように、少量でこまめにかん水します。

(3)果房管理・着果制限

 軟化期になると、果粒内で糖の蓄積が急速に進みますので、着果過多の場合、糖度不足、着色不良、果粒肥大不足、成熟の遅延、房枯症の発生等につながります。果粒軟化始めから糖度が順調に上昇して着色が進むように、樹勢や葉面積によって着果量の見直しが必要です。

表3 無加温ハウスの温度管理の目安

表4 早期加温(12〜1月上旬加温)の温度管理の目安(岡山県果樹栽培指針)

表5 普通加温(1月中旬〜2月中旬加温)温度管理の目安(岡山県果樹栽培指針)

(瀬戸支店 阿部 昭正)