メニュー
JA岡山東 メニュー
 

人と大地と地域を結ぶ、JAコミュニケーション。




営農情報

営農情報

JA岡山東の営農情報をご紹介しています。


ピオーネ・オーロラブラック

2017.11.01更新

改植/栽植に当たって/苗の植え付け・仮植え


 一般的に、ピオーネで最も生産性が高い樹齢は、7~15年生といわれています。樹齢が経過すると果実品質や生産性が低下しやすい場合が多くなります。

1.改植

 一般的に、ピオーネで最も生産性が高い樹齢は、7~15年生といわれています。樹齢が経過すると果実品質や生産性が低下しやすい場合が多くなります。
 老齢樹は生育の状態を見て検討が必要です。以下を参考に改植を検討してください。
  • 新梢の太さにばらつきが大きく、細い新梢が年々多くなる。
  • 新梢の登熟が悪く、緑色のままの枝が多い。
  • 主枝の先端部に枯れ込みが見られる。
  • 10月に元葉が黄変、落葉している。
  • 副梢の発生がほとんどなく、葉が小さい。
  • 花穂が小さく貧弱・花穂が着生していない空枝が多い。
  • 年々果粒重が小さくなったりばらつきが大きい。
  • 房枯れ症が見られる。
  • 着色が毎年悪い。
 また、樹齢が経過してなくても、極端に衰弱している場合は、樹勢回復を待つより改植する方が早い場合もあります。積極的・計画的な改植を考えましょう。

2.栽植に当たって

 高品質な果実を生産するためには、土壌条件にあった樹冠面積にすることが重要です。樹冠面積が小さ過ぎると、樹勢が強すぎて着色不良を引き起こし、樹冠面積が大き過ぎると樹勢が弱くなり果粒肥大が不足し、果肉の軟化や日持ちの悪い果実になる場合があります。
 砂質土で肥持ちが悪く、有効土層が浅い場合は基準より樹冠面積を小さくします。粘質土で肥持ちが良く、有効土層が深い場合は基準より樹冠面積を大きくします。
 ピオーネの樹冠面積は簡易被覆栽培の場合、主枝長4~6mのWH型整枝(樹幹面積:64~96㎡)を基準に土質を考慮して主枝長を加減します。
 オーロラブラックの樹冠面積はピオーネよりも樹勢がやや弱いため、樹冠面積を小さくし、主枝長を短くするか地力の低い土壌ではH型とします。

3.苗の植え付け・仮植え

 秋植えは春植えより初期生育は優れるといわれていますが、凍害を受けやすく注意が必要です。近年は秋冬季が温暖傾向にあり、春先の低温で凍害を受けやすいので春植えが無難です。このため、注文・配達された苗は春の植え付け時期まで仮植えしておきます(図)。仮植え作業に当たっては根を乾かさないようにすることが大切です。

図 苗木の仮植え方法
(「果樹の気象災害対策マニュアル」より)

(備前基幹支店 石野 将之)