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営農情報

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ピオーネ・オーロラブラック

2018.01.01更新

加温栽培/無加温栽培の被覆/簡易被覆栽培のせん定


 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

1.加温栽培(普通加温:1月中旬~2月中旬)

①予備保温

 被覆から加温までの保温期間を長くすると燃料節約のメリットがありますが、ぶどうが揃って発芽するには、秋から冬にかけて一定の低温に遭う必要があります。このため、被覆はあまり早くしないで、1月上旬以降に被覆するようにしましょう。
 なお、予備保温中の積雪対策として、いつでも加温できるように加温機・ダクト等の準備はしておきましょう。
 被覆後は、遅くとも催芽の兆候が確認できる頃までには加温を開始するようにしましょう。

②温度管理

 高温で管理すると発芽は早まりますが、被覆から発芽までの日数が30日以下になると、発芽の不揃いや新梢の初期生育不良、花穂の発育不良につながります。とくに弱勢樹は発芽が早まるので、初期温度を低めに設定し、徐々に夜温設定を上げる漸昇加温で十分な日数を確保するようにしましょう(表1)。
 また、ハウス内の温度管理では、地温を上昇させて発根促進、養分の吸収を促進させる事が大切です。地上部だけ先に動いて根の活動が遅れると新梢や花穂の生育が悪く、結実不良や果粒肥大不足の原因になります。できるだけ地温を上げるような管理に努めてください(表2)。

③かん水・湿度管理

 土壌が乾燥すると発芽不良や不揃いの原因となります。予備保温の開始に合わせて下層まで浸透するように、十分かん水をしてください。地温を下げないために、晴天の午前中に少量を複数回に分けてかん水・散水をします。晴天の昼間は温度が高くなると湿度が下がりやすいので注意しましょう。ハウス内が乾燥するようなら、枝散水も有効です。
 堆肥マルチをしている園では、ハウス内は乾燥ぎみになりますが、土壌中は湿っているため、かん水のやりすぎに注意してください。発芽後のハウス内湿度が高いと新梢の軟弱徒長や病害の原因になりますので、換気や散水中心のかん水で湿度を管理します。

2.無加温栽培の被覆

 被覆が早すぎると、発芽後に低温にさらされる機会が増え寒害を受けやすくなります。二重被覆では2月上旬、一重被覆では2月中旬以降を目途に被覆します。積雪・低温が心配な地域は少し遅らせましょう。

3.簡易被覆栽培のせん定

 せん定時期は1~2月です。遅伸びした充実不良樹や若木はこの範囲内で遅めに行いましょう。結果母枝のせん定は1芽せん定とし、切り口からの乾燥を防ぐため1芽先の節で切りましょう(図1の右)。主枝延長枝から初めて出た結果枝は、第1節間が長いので基底芽せん定にならないように注意しましょう(図1の左)。
(備前基幹支店 石野 将之)