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営農情報

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JA岡山東の営農情報をご紹介しています。


水稲

2016.10.01更新

水管理/病害虫防除/収穫/刈り取り後の注意他


1.水管理

 圃場の水を落とすのは、一般的には出穂後30~35日(玄米は出穂後30日頃まで肥大が続くため)と言われていますが、圃場の状況に合わせて、収穫作業に支障がないように早めたり遅らせたりしましょう。水保ちの悪い圃場ではやや遅めにします。また、早期落水をすると登熟期後半に脱水状態になり、白未熟粒やくず米、枯れ熟れによる胴割米や茶米が増加しますし、米の収量や品質が低下した場合、等級格下げの原因にもなりますので注意しましょう。ただし、土用干しが十分にできなかった圃場や排水性の悪い圃場では、刈り取り時に困らないように早めに落水し、干しておきましょう。落水後、高温乾燥が続き降雨が少なく圃場が乾きすぎるようであれば、何度でも走り水を行いましょう。

写真 トビイロウンカ(秋ウンカ)

2.病害虫防除

 岡山県が発表した病害虫発生予察情報第6号(9月1日)によると、紋枯病の発生量は晩生種で「やや多」となっています。また、トビイロウンカ(秋ウンカ)の発生時期は「やや遅」、発生量は「少」です。出穂前必行防除を実施していない圃場は中央部まで入り、できるだけ多くの株元を観察して、紋枯病やトビイロウンカの早期発見と早期防除に努めましょう。
 とくに、トビイロウンカの生息地は点在していますので、葉色が濃かった場所や圃場内で乾きが悪い場所は再確認しておきましょう。さらに、9月下旬~10月上旬が高温になると、トビイロウンカによる被害面積も広がるため、収穫までは安心できません。
 中生・晩生品種ともに収穫時期が近づいていますので、応急防除の際は農薬使用時期等を確認のうえ、使用量・使用時期・使用回数に十分注意してください(表1・2)。

表1 紋枯病の応急防除

表2 農薬使用基準

※出穂前防除のハスラーS粉剤DLは、28年からハスラーRX粉剤DLに変更。

3.収穫

 稲の生育は毎年同じではないので、過去の習慣で判定すると収穫適期を逃すことになります。収穫適期の判定は非常に重要なことで、適期収穫は玄米の品質向上につながります。目安は表3のとおりで、穂の青味籾率、出穂後の積算気温、出穂後日数と籾水分から総合的に判定しましょう。

表3 収穫適期の判定基準

4.刈り取り後の注意

 稲が倒伏した状態だと、降雨後なかなか乾燥しないため、穂発芽の発生が懸念されます。倒伏してしまった場合は、圃場の状態を早めに確認して、穂発芽の被害が広がらないように早めに収穫しましょう。収穫後、高水分の籾をたい積放置しておくと発酵米の発生につながるので、刈り取り後は速やかに乾燥機に投入するかライスセンターに持ち込みましょう。

5.乾燥時の注意

 最終の適正水分14・5~15・0%を目標に、過乾燥米・胴割米または水高米にならないようにしましょう。乾燥機を止めてからも余熱で水分が変動するので、よく注意しましょう。青味を帯びた籾が100粒中1~5粒くらいなら乾燥が進み、6~10粒くらいなら変わらず、約11粒以上あると水分が高くなる傾向があります。とくに、朝日は胴割米になる傾向にありますので、よく注意しましょう。

品種別収穫適期の目安

6.クログワイでお困りの方へ

 クログワイの防除は地下部の塊茎を確実に枯らすことが重要です。刈り取り後、ラウンドアップマックスロードの50倍を使って根と塊茎を確実に減らしましょう。連続して数年間(3年程度)防除を続けることがポイントです。クログワイの緑色の茎葉部(20cm以上を確保)に十分散布します。また、十分な草丈がない場合は丁寧な散布を心がけましょう。
(吉永支店 金重 博)