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営農情報

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水稲

2016.12.01更新

圃場の保全/土づくりと資材の施用/稲わらの活用他


1.圃場の保全

 圃場に高低があり土壌が水面より上に出ていると、よく効く除草剤を散布しても雑草が発生します。田植前の代かきの時にもならしますが、その時だけでは土壌を十分に動かせませんので、前回の代かき時に高い位置にあった土壌を低い位置へ動かす耕起作業を冬季の間に行っておきましょう。また、漏水田では除草剤の効果は期待できません。ベントナイトを10a当たり400~700kg投入すると保水力が高まり、肥効も良くなって圃場が改善されます。

2.土づくりと資材の施用

 「イネは土でつくれ、麦は肥料で穫れ」といわれるように、土づくりは稲作にとって大きな要素の一つです。
  • (1)作土が浅く、土が硬くなっている。
  • (2)排水不良や透水性が悪くなった。
  • (3)毎年収量が上がらなかったり、収量が変動しやすい。
  • (4)秋落ちを起こしやすく、ごま葉枯病を起こしやすい。
 こういった圃場では土づくりが重要になります。また、水稲は他の植物に比べるとケイ酸や鉄分を必要としますので、ミネカルやフェシカなど鉄分が入った資材で補給しましょう。表1を参考にして、土づくり資材を施用しましょう。

表1 土づくり資材

3.稲わらの活用

 現在の地力を維持するために稲わらは全量すき込みます。腐熟促進のためには、腐熟促進剤や石灰窒素があります(表2)。
 たい肥の種類によって効果や肥効に差異がありますが、一般的には1~2t/10aの施用が目安となります。また、たい肥の多量施用や未熟たい肥の施用は、水稲の生育障害の原因につながることもあるので注意が必要です。

表2 稲わらの腐熟促進剤

4.深 耕

 深耕の目標は15cm以上とされていますが、一度に深く耕すと上層の地力の高い土を下層へ送り込むことにもなるので、年に2~3cmずつ計画的に進めていきます。作土が浅くなりがちなロータリー耕は、耕盤層が厚く硬くなる傾向があります。プラウやパワーディスクによる反転耕が効果的です。ロータリーによる耕耘の場合はトラクターの速度を落として深耕しましょう。また、深耕すると、透水性が良くなるだけでなく、耕盤層に集積している鉄やケイ酸などの養分が再び作土に戻り土が若返ります。

5.乾田化

 異常気象が続いていますが、本年は9月中旬から降水量が非常に多く収穫遅れも見られました。そのため、冬季に明きょや暗きょ排水を設置し排水対策に努めましょう。
(吉永支店 金重 博)