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営農情報

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水稲

2017.07.01更新

当面の管理


1.品種別の生育時期の目安

 茎数が取れた後は、幼穂形成期や出穂期を基準に管理をすることになります。それらの品種別に時期の目安は表のとおりです。

表 品種別幼穂形成期・出穂期の目安

品種
幼穂形成期
出穂期
きぬむすめ
7月28日
8月21日
ヒノヒカリ
8月2日
8月26日
(にこまる)
8月5日
8月29日
朝日
8月9日
9月2日
アケボノ
8月11日
9月4日

2.水管理

  • 活着後は、間断かんがいを基本としてください。有機物の分解等でガスが発生する場合は小さな割れ目ができるくらいに干して再度水を入れてください。
  • 茎数が20~22本くらいになったら中干し(田んぼを干す)をしてください。中干しの程度は土質によって異なりますが、田んぼの表面に小さなヒビができ、足跡が軽くつくくらいが良いでしょう。
  • 幼穂形成期~出穂期は、間断かんがいや浅水として、土壌中への酸素が供給されやすい状態にしてください。35℃以上の高水温が続く場合は、出来れば、掛け流しや田干しにより水温、地温が上がらない方が望ましいです。

3.施肥

  • 緩効性でない一般の高度化成(晴の国おかやま444等)を使用する場合は田植え後20日頃に中間追肥を施用します。一発肥、二発肥の場合は施用しません。
  • 7月中下旬に葉の色が落ち過ぎた場合は穂肥施用まで色が落ちないように「つなぎ肥」を施用してください。量は、窒素成分で1kg/10a(晴の国おかやま444なら7kg/10a)くらいです。
  • 分施型設計の場合は穂肥を2回(幼穂形成期とその10日後。ただし、朝日は5日位遅らせる)に分けて施用してください。
  • 二発施肥型の場合は穂肥を幼穂形成期に1回施用してください。ただし、朝日は5日程度遅らせてください。
  • 一発施肥型の場合は基本的には施用しませんが、色が薄い場合には1回目~2回目の穂肥の頃パワー有機ライス2号、晴れの国おかやま444等を10kg/10a程度施用してください。

4.除草

(1)ヒエ

  • ヒエだけならクリンチャーEW、クリンチャー1キロ粒剤等があります。
  • クリンチャーEWは、田植え後20日~ノビエの葉が6枚になるまでの間に使用します。100mlを25~100Lの水に溶いて(展着剤を加える)、水を落として散布します。
  • クリンチャー1キロ粒剤は、田植え後25日~ノビエの葉が5枚になるまでの間に使用します。1.5kgを水を溜めて散布します。ノビエの葉が4枚までなら1kgで効きます。

ノビエ

(2)ヒエと広葉の両方が発生

  • 両方が混じっていれば、クリンチャーバスME液剤を使用します。田植え後15日~ノビエの葉が5枚までの間に、70~100Lの水に1Lの薬剤を溶いて噴霧器で散布します。展着剤は使用せず、水を落として散布してください。

(3)クサネム

  • クサネムの種が玄米に混入すれば、検査での等級格付けが下がる原因になるので、以下のような除草対策を行ってください。
  • わずかなら手で抜けばよいのですが、たくさん生えた場合は、除草剤を散布してください。
  • サンパンチ1キロ粒剤(湛水散布)かノミニー液剤を水100Lに50~100mlを溶かして、噴霧器で水を落として散布してください。部分的に出ている場合はその部分だけ散布すればよいです。

クサネム

(4)ホタルイ

  • ホタルイというのは、イグサのような草です。サンパンチ1キロ粒剤(湛水散布)かバサグラン粒剤・液剤(落水散布またはごく浅く湛水して散布)を散布してください。

ホタルイ

(5)ほふく性雑草

  • ほふく性雑草というのは、アゼからつるを伸ばして田んぼの中に侵入する草で、アゼガヤ、キシュウスズメノヒエ、アシカキ、イボクサがあります。これらの雑草には、サンパンチ1キロ粒剤(湛水散布)を散布してください。また、イボクサにはノミニー液剤も除草効果があります。
  • ほふく性雑草だけならアゼ沿い1m幅分くらいに散布すればよいです(アゼではなく田んぼ部分に散布します)。 

アシカキ

キシュウスズメノヒエ

アゼガヤ

イボクサ

5 病害虫防除

  • 夏ウンカ
 7月下旬~8月中旬に、田んぼ全体が黄色っぽく見えた時には稲の茎を見てください。夏ウンカ(セジロウンカ)たくさん出ていることがあります。1株に10匹以上いたらスタークル剤、MR.ジョーカー剤等で防除してください。
(山陽基幹支店 大崎 裕規)