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営農情報

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水稲

2017.08.01更新

水管理/穂肥の施用/病害虫防除


今後の気象も高温が予想されます。今月は、水管理・穂肥・防除が重要な作業になります。

1.水管理

(1)幼穂形成期~出穂期

 幼穂形成期はおおむね、きぬむすめで7月28日頃、にこまるで8月5日頃、朝日で8月9日頃、アケボノで8月11日頃が目安です。この頃は気温が高く、根腐れが進む時期でもあるので、間断かんがいや、ひたひた水で土壌中へ酸素が供給されやすい状態を維持してください。35℃以上の高水温が続く場合は、掛け流しや田干し等により水温と地温の低下に努めてください。

(2)出穂後~落水期

 根の活力維持を目的に間断かんがいを実施しましょう。

2.穂肥の施用

 分施型の場合は穂肥を2回(幼穂形成期とその10日後、ただし、朝日は5日位遅らせる)に分けて施用し、二発施肥型の場合は穂肥を幼穂形成期に1回(朝日は、5日位遅らせる)施用してください。一発施肥型は、基本的には施用しませんが、出穂期に葉色が薄い場合、窒素成分で1㎏/10a程度の穂肥を施用したほうが良いこともあります。高温になると肥料の溶出が早くなり、生育後半に肥切れを起こし品質・収量に影響を与えてしまう場合があるため、生育状況をみながら穂肥を施用してください。施用時期と施肥量は「JA岡山東うまい米栽培ごよみ」を参照してください。

3.病害虫防除

 天候不順が続く場合はいもち病に注意しましょう。分げつ最盛期以降に高温多湿が続く場合は紋枯病に注意しましょう。特に、多肥栽培であったり前年に発病していた場合は発生が懸念されます。
 玄米の品質低下を招く主要因として一番多いのが、カメムシによる斑点米です。カメムシにはいろいろな種類がありますが、とくにアカスジカスミカメ(写真1)は体長約5㎜と非常に小さく発見が難しいですが、近年発生の多いカメムシの一種です。
 出穂前(穂が出る直前)に、穂いもち病(写真2)、紋枯病(写真3)、ウンカ類(写真4)等 を対象に防除を行ってください(表1)。また、出穂後(穂ぞろい期)の防除も行いましょう(表2)。粒剤の場合は出穂10日前頃に1回散布します。
 近年多発している稲こうじ病(写真5)も重要病害です。出穂期に多雨が続き、窒素肥料がよく効いた条件等で多発しやすいといわれます。また、前年多発した圃場では、とくに注意が必要ですので防除を行いましょう(表3)。米検査で稲こうじ病に罹った玄米が見つかった場合、規格外になります。

写真1 アカスジカスミカメ

写真2 穂いもち病

写真3 紋枯病

写真4 セジロウンカ(夏ウンカ)-左
    トビイロウンカ(秋ウンカ)-右

写真5 稲こうじ病

表1 出穂前防除剤

表2 穂ぞろい期防除剤

表3 稲こうじ病防除剤

(山陽基幹支店 大崎 裕規)