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営農情報

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水稲

2017.09.01更新

水管理/病害虫防除/雑草防除/収穫


1.水管理

 登熟を良くするためには、今までに出た根を収穫期まで健全なままで保つことが大切です。水の溜めっ放しは根の活力を弱めるので、出穂後は間断かんがいに努め根の活力維持に努めましょう。
 落水時期は、出穂後30日を基準としますが、コンバインでの収穫作業に支障がない程度まで、水を保ってください。早くから落水すると未熟粒や胴割米が多くなりますので、十分な水管理を行いましょう。

2.病害虫防除

 7月27日付で発表された岡山県病害虫発生予察情報によりますと、斑点米カメムシ類(アカスジカスミカメ等)の発生注意報が発表されました。(写真1・2)
 斑点米カメムシ類にとってイネの穂は餌であり、産卵場所でもあるため、水田畦畔および周辺の草刈りを徹底してください。ただし、水稲の出穂2週間前から3週間後の間に草刈りを行うとかえって水田に追いやり、被害を助長することになるので避けてください。
 薬剤防除は2回必要とされており、主要発生種がアカスジカスミカメである場合の防除時期は次のとおりです。
 1回目の防除:穂揃期(圃場全体の80~90%が出穂した状態)
 2回目の防除:1回目の防除から7日後
 その後の発生が多ければ、3回目の防除を2回目の防除から7日後に行ってください。
 穂揃期の防除剤は表1のとおりです。以降の防除剤は各支店へご相談ください。
 また、隣接する水田に休耕田がある場合は、本田防除の際に同時防除を行えば防除効果も高くなります。

写真1 アカスジカスミカメ成虫(体長約5mm)

写真2 斑点米

表1 穂揃期防除剤

3.雑草防除

 クサネムの種子は大きく、出荷前にライスグレーダーで選別しても、十分調製できず米の品質低下の一因となります。水田に多くみられる場合は、収穫時までに取っておきましょう。

4.収穫

 適期の収穫は、米の品質向上に欠かせません。収穫時期の判定は、①穂の青味籾率、②出穂後日数、③出穂後の積算気温を総合的に判断して行います。
 青味籾率は、平均的な株の中から、長い穂を3本程度を抜き取り、籾を手でこぎ落とし、不稔籾を除いて少しでも青味の残っている籾の割合をいいます。中生品種(きぬむすめ等)は、青味籾率20~5%が収穫時期とされています。
 出穂後日数は、出穂した日からの日数です。中生品種は38~45日とされています。なお、出穂期は水田全体の40~50%が出穂したときです。
 出穂後の積算気温は、出穂から毎日の平均気温を足していったものです。中生品種では、950~1,100℃とされています。
 早生品種や中生品種は、穂軸は熟れず籾が先に黄色くなります。とくに、登熟期が高温で経過する場合は予想以上に成熟期が前進することがあるので、表2を参考に刈り遅れにならないよう注意しましょう。

表2 収穫適期の目安

(山陽基幹支店 大崎 裕規)