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営農情報

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水稲

2018.01.01更新

29年産の状況/30年産に向けての病害対策


1.29年産の状況

(1)気象概況

  • 気温は、全体的にやや高め~平年並みで推移した。
  • 降水量は、5~8月にかけて平年より少ない時期が多かったが、梅雨後半や台風接近時は平年よりかなり多くなった。
  • 日照量は、6月中旬まではやや多かったが、その後は平年並みか少ない傾向で推移した。10月中下旬は台風による影響もあり、かなり少なくなった。

(2)生育概況

育苗期
  • 概ね生育は良好であったが、一部で苗立枯病が発生した。
田植期~分げつ期
  • 6月中下旬の夜温が低く、6月下旬~7月上旬の日照量が少なかったため、圃場によっては活着や分げつ期の茎数増加がやや緩慢であった。気温が平年並みかやや高めとなり、幼穂形成期までには茎数はおおむね平年並み~やや多めとなった。草丈は高めとなった。
  • 葉色が濃い一部の圃場では、葉いもちや紋枯病の発生がみられた。
幼穂形成期~出穂期
  • 7~8月にかけて気温がやや高めとなり、早生品種の出穂期はやや早め~平年並みとなった。
  • 日照不足傾向が続き、中生・晩生品種は平年並み~やや遅めとなった。
登熟期~収穫期
  • 登熟期間中に3回の台風接近があり、9~10月は風雨に遭遇する機会が多く、コシヒカリ等早生品種で倒伏が発生し、中生・晩生品種も葉色が濃い圃場では倒伏がみられた。
  • 早生品種ではカメムシ類による斑点米が目立った。
  • 中生・晩生品種では各種穂枯れ(穂に褐色の斑点などが発生)が散見され、一部で穂いもちやもみ枯細菌病、登熟期後半には稲こうじ病が目立った。
  • 中生・晩生では登熟期全体での日照不足傾向と、収穫直前の多雨で収穫作業が遅れたことにより、粒の充実不足や刈り遅れなどで、心白・腹白が多かった。
  • 作況指数(11月15日現在:中国四国農政局発表)は、県全体で103、544kg(県南部103、552kg、県中北部103、530kg)でいずれも「やや良」となった。

2.30年産に向けての病害対策

(1)紋枯病対策

  • 高温多湿が発病を助長します。気象条件の他にも多肥・密植・過繁茂になった場合も発病を助長します。また、前年に多発した圃場では、病斑に形成された菌核が翌年の伝染源となりますので注意しましょう。予防対策として、田植前に苗箱剤のエバーゴルプラス箱粒剤を散布しましょう。

(2)いもち病対策

  • 穂いもちの発生は、葉いもちの発生が多いと多発しやすくなります。多肥や多雨になると発病が助長されます。穂いもちは収量・品質に影響するため、葉いもちの発生に注意しましょう。予防対策として、田植前の苗箱剤は必ず散布しましょう。
(山陽基幹支店 大崎 裕規)