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営農情報

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水稲

2018.03.01更新

白未熟粒の種類/白未熟粒の発生メカニズム/出穂後の高温に対する対応策


 年々、温暖化の影響等で異常気象といわれる年が多くなってきています。
 今後もその傾向は続いていくものと予想され、それに伴い病気や未熟粒の発生も助長されます。
 前月号で白未熟粒の発生要因等を紹介しました。続いて今月号は白未熟粒の種類やどのように発生するか、対応策等を書きます。

1.白未熟粒の種類

 図1の完全粒以外はすべて白未熟粒になります。高温では玄米の充実が不十分となって白く濁ります。胚乳全体が白くなる乳白粒と、米粒の一部が白くなる基白粒、腹白粒、背白粒の2種類があります。

2.白未熟粒の発生メカニズム

 米粒は図2の順序で発育します。出穂後5~6日で①の長さ、次いで15~16日後に②の幅が決まります。③の厚さについては出穂後25日後とかなり遅くに決まります。
 これらの発育時期に、高温などでデンプンの転流が阻害されると充実が悪くなり、乳白状になります。
 高温が発生した時に発育している部分が障害を受けると、その部分の細胞にデンプンの集積が悪くなり乳白化します。
※気温だけでなくフェーン現象(高温、乾燥)でも乳白米は発生します。

3.出穂後の高温に対する対応策

  • 水管理により地温を下げるとともに、稲体を冷やすようにします。
  • 間断かんがいを基本とし、高温が続く時はかけ流しによる管理も行うようにします。
  • 水量を十分確保できない圃場では昼間は湛水、夜は落水といった管理にします。
  • 未熟粒、胴割粒の発生が助長されるため早期落水はしないようにします。
  • 出穂後の気温が高温で経過すると稲の登熟期間が短くなるため、積算気温だけでなく籾をよく観察し、青味籾率を見て適期収穫に努めましょう。
(山陽基幹支店 大崎 裕規)