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野菜

2016.07.01更新

7月の野菜管理


 7月になるとずいぶん暑くなります。夏も本番ですね。農作業時には水分をしっかり取って、熱中症にならないように気を付けましょう!
 今年のタマネギは調子がかなり悪かったですね。玉は小さく病気は多く最悪でした。なぜこんなに悪くなったのでしょうか?分かる範囲で解説をしていきます。

1.タマネギのべと病

原因①:べと病の蔓延
 今年は雨が多く、このべと病がどの圃場でも見られました。最初は葉に黒色のカビが生えて、その後葉が黄色に変色する病気です。
原因②:防除の遅れ
 天候などの要因で年によっては病気が大発生します。今年はべと病が大発生しましたが、予防的に防除をしているところでは発生程度は少なかったです。

(1)べと病の感染経路

  • 冬に土中の菌が雨による泥のはね上げなどで苗に感染する「感染苗」タイプ。
  • 感染苗が大きくなり、べと病が発生しその胞子が他のタマネギへ飛散して感染する「二次感染」タイプ。

(2)べと病が発生しやすい条件

  • 感染苗は2~3月に雨が多く気温が高いと発生しやすい。
  • 二次感染は4~5月に雨が多く気温が高いと発生しやすい。

(3)べと病の対策

  • 土中に菌が残るので、できるだけ毎年作る場所を変える。
  • 感染苗を3月に見つけて抜きとり、圃場の外で燃やすか、土を深く掘りそこへ埋める。
※感染苗の特徴は葉がねじ曲がっていたり、葉が黄色になってカビが生えていたりする。
  • 感染苗の胞子が飛ぶ3月下旬~4月上旬に予防的に防除する。
※薬剤はランマンフロアブルがおすすめ。

2.玉が大きくならない

 今年はべと病が原因で大きくならなかったと思いますが、毎年大きくならない圃場では、次のポイントを参考にしてください。

(1)基肥・追肥は必ず施用する

  • 基肥は定植前に施用する。
  • 追肥は1月~3月上旬に2~3回に分けて施用する。

(2)圃場の排水性を高める

 タマネギは3月以降に水が溜まるようなことがあると、玉が大きくなりにくいので圃場の排水性を良くしておきましょう。

(3)水やり

  • ・冬に雨が1週間ほど降らない場合は水やりをすること。
  • 4~5月に1週間ほど雨が降らない場合も水やりをすること。

(4)定植間隔を広くとる

 株同士の間隔が狭いと玉が大きくならないので、15cmほどの間隔で定植しましょう。

(5)深植えしない

 植え付けの深さは3cm程度で根が出ないように植えます。
 深く植えると玉が大きくなりにくく、浅く植えると凍霜害や乾燥害を受けやすくなります。
 タマネギについては以上です。いろいろ書きましたが、ポイントは防除・肥料・水やりですので、来年に向けて皆さん頑張りましょう。

(山陽基幹支店 古村 直也)