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営農情報

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2019.02.01更新

摘蕾の実際/凍害対策/病虫害対策


 暦では節分・立春を迎え、寒もあけて春の時候に入ります。

1.摘蕾の実際

 モモは大木になると20,000~25,000の花を咲かせ、うち収穫に至るのは800~1,000果くらいです。摘蕾は、咲く花の数を減らすことで着果数を制限する作業です。
 この作業は「幼果期の摘果作業の効率化」と「着果数の早期制限による幼果や新梢の初期生育の増進」につながり、大玉果実の安定生産が図れます。
  • (1)時期
     摘蕾は冬季せん定終了後から開花直前までの期間行えますが、花蕾を落としやすい適期は2月中旬から3月上旬のこれからの時期です。
     面積の多い人、枝を多く残す超弱せん定の人は摘蕾作業に手間を要しますから、余裕を見て早めに取り掛りましょう。
  • (2)程度
     摘蕾程度は樹の条件や状況に応じて調節します(図1)。
     例えば、勢いの弱い樹やせん定程度の軽い樹などの摘蕾は強めに行います。一方、花粉がない品種や結実の不安定な品種(おかやま夢白桃、清水白桃、日川白鳳)とか落蕾症が発生する千種白鳳、うそ鳥・霜害の常襲園地の摘蕾は弱めに行い、結実量の安定確保を図ります。
  • (3)方法
     摘蕾は、勢いのある徒長枝・長果枝は弱めに行い、短果枝や充実が悪い下層部の枝は強めに行います(図2・図3)。
     また、主枝先端部50~100cm、亜主枝先端部50cmの花蕾は全て落として未着果とし、骨格枝先端部の下垂に由来する樹形の乱れを防ぎます。
    ・花蕾は上向きを落とす
    ・中長果枝は基部と先端部の花蕾を落とす

2.凍害対策

 今月末頃には樹液の流動とともに耐寒性の急激な低下が始まり、その後の冷え込みによる凍害の危険性が高まってきます。
 徒長的に生育した充実の悪い樹、5~6年生頃までの若木などは、今月中に地際部50~80cmにワラかコモをまくなど、寒さから樹体を守る対策を講じます。

3.病虫害対策

 摘蕾に際しては次の耕種的防除対策に取組み、越冬病害虫の密度低下に努めます。
  • ①せん孔細菌など:枯れ枝や障害(病斑・裂傷)のある枝の切り取り、園外処分。
  • ②カイガラムシ:ワイヤーブラシ(真鍮製)などによる擦り落とし。