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営農情報

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2019.05.01更新

摘果について/袋掛け/病害虫防除


1.摘果について

 モモは果実肥大と新梢伸長が同時に進み、お互いの器官で養水分を奪い合います。果実数が多すぎる場合、一つ一つの果実が小さくなるので、作業が遅れないように、時期に応じた摘果を行い、大玉・安定生産を目指しましょう。
  • (1)予備摘果
     予備摘果は、満開後20~30日を目安に早生品種等から順に結実を確認しながら始めます。ただし、おかやま夢白桃は、不受精果が樹上に残りやすいため、結実が確実になる果実縦径が2.5cm以上になってから開始します。
     摘果する果実は「発育不良果」、「黄色味を帯びた果実」、「病害虫被害果」、「変形果」、「スレ果」、「キズ果」、「双胚果」などです。着果位置等も考慮しつつ、これらの果実を落とし、最終着果数の2倍程度を残すようにします。ただし、白麗は予備摘果の程度をやや弱くし、最終着果数の2.2~2.5倍程度を残すようにします。(表)
  • (2)仕上げ摘果
     仕上げ摘果は、満開後40~45日頃までに、予備摘果で残した果実を最終着果数にする作業です。最終着果数の目安は、30cm以上の結果枝に2~3果、10~30cmの結果枝に1果、10cm以下の短果枝には5枝に1果程度です。下向きで整った健全な果実を残して、シワやヤニの出ている生理障害果、病害虫被害果や双胚果などを摘果します。(図1・2)
 成熟までの期間が短い早生品種は早めに摘果を行い、果実肥大が優れるようにします。清水白桃については、生理的落果しやすいので、仕上げ摘果では最終着果数の1.5倍程度を残しておき、生理的落果が終息した後に修正摘果を行い、最終着果数とします(後述)。また、白麗については、満開後40~45日頃の摘果を行わず、生理的落果が終息した満開後70日頃を目安に仕上げ摘果を行い、最終着果数とします。なお、満開後50~60日頃は「硬核期」で、生理的に不安定な状態であり、この時期に急激に果実肥大すると、核割れを誘発するので、硬核期直前や硬核期間中の摘果は避けるようにしましょう。(表)
  • (3)修正摘果
     清水白桃は、生理的落果が終息した満開後75~80日頃に修正摘果を行います。仕上げ摘果で多めに残した果実を、生理的落果の状況を判断して、最終着果数にします。(表)

2.袋掛け

 収穫の早い品種から順次、袋掛けを行います。
 おかやま夢白桃は日焼けによる幼果着色を防止するため仕上げ摘果終了後、早めに行いましょう。清水白桃や白麗は、生理的落果終息後に最終の摘果を終え次第、袋掛けを行います。

3.病害虫防除

 せん孔細菌病の感染には風雨が大きく影響し、加えて病原菌(細菌)の増殖スピードは非常に速く、環境が整えば爆発的に増殖する特徴があります。

 防除のポイントは次のとおりです。
  • ①春型枝病斑の切り取り処分
  • ②薬液量を多く、丁寧に防除
  • ③降雨(風雨)前の防除
  • ④発生園では早めの袋掛け
 ウメシロカイガラムシは4月下旬~5月上旬、クワシロカイガラムシは5月中~下旬が防除時期です。
 使用薬剤などJA防除暦を参照して、病害虫の効果的な防除に努めてください。