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営農情報

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2019.06.01更新

硬核期と摘果/袋掛け/枝管理/落蕾症予防/病害虫防除


1.硬核期と摘果

 本年の清水白桃の満開は4月6日頃でしたので、満開50日後の5月26日頃に硬核期に入り、満開60日後の6月5日頃に硬核期が終わると推測されます。この硬核期間中に果実が急激に肥大すると核割れを助長し、生理的落果につながるため、この時期の摘果は避けましょう。
 また、生理的落果の多い品種(清水白桃、白麗)は生理的落果が終息してから最終着果数とします。清水白桃では、満開75~80日後頃(6月20~25日)に修正摘果を、白麗では、満開70日後頃(6月15日)に仕上げ摘果を行いましょう。この時、シワを生じ黄みを帯びた果実やゼリー状の樹脂(ヤニ)が流出している果実を優先して摘果します。また、樹冠上部の日当たりの良い部分には多めに、樹冠下部の日当たりの悪い部分には少なめに着果させるようにします(図1)。

2.袋掛け

 清水白桃や白麗は、最終着果数に調整次第、袋掛けを行います。袋掛けが遅れると果実が大きくなるため、袋が掛けにくくなります。梅雨時期で思うように作業が進まないとは思いますが、天候も加味しながら計画的に袋掛けを行いましょう。
 なお、清水白桃では満開65日後の6月10日以降に最終着果数の1.2~1.5倍の袋を掛け、生理的落果が終息してから適正量に修正摘果を行う方法もあります。

3.枝管理

(1)新梢管理
 6月は新梢が旺盛に伸長する時期です。放任すると徒長枝が乱立し、日当たりが悪化するだけでなく、薬剤防除が不十分になり病害虫の発生を助長することにもつながります。そのため、主枝や亜主枝の背面から発生する勢いの強い新梢は、ねん枝やせん除により徒長枝化を防ぎましょう。ただし、必要以上の過度な新梢管理や硬核期間中の新梢管理は避けるようにしましょう。
(2)枝つり・支柱立て
 主枝や亜主枝の先端部が極端に下がってしまうと、日当たりが悪くなり果実品質が低下してしまうばかりでなく、果実重による枝の折損や裂け、樹形の乱れにつながります。このため、主枝や亜主枝などの骨格枝は、樹の中心部に立てた吊り支柱から誘引線などで引き上げる(図2)か、下から支柱などで支えるように見直しましょう。

4.落蕾症予防

 落蕾症が発生しやすい品種(千種白鳳など)や今年発生が見られた樹には、6月上中旬に液体マンガン200倍の葉面散布を行い、来年の発生を防止しましょう。

5.病害虫防除

(1)せん孔細菌病
 せん孔細菌病は、雨滴や風で飛散・感染することから、春型枝病斑多発生園では、強い風雨の日があると急速に蔓延する可能性があります。JA防除暦を参照して防除に努めるとともに、引き続き春型枝病斑の切り取り処分を徹底しましょう。
(2)ナシマルカイガラムシ
 5月下旬~6月上旬が第1世代幼虫の発生時期となります。発生園では応急防除剤のモベントフロアブルを遅れないように散布して、防除に努めましょう。
※その他、JA防除暦を参照し適期防除に努めてください。