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営農情報

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2019.08.01更新

晩生品種の適期収穫/収穫後の管理/病害虫防除


 ももの収穫も終盤を迎えています。気温の高い日が続きますが、盆明けの「白皇」も出番を待っています。もうひと踏ん張り頑張って美味しいももの出荷に取り組みましょう。

1.晩生品種の適期収穫

  • (1)おかやま夢白桃
     土壌の乾燥に弱く、株元が乾燥しすぎると一気に弱るので、収穫前でも少量かん水によって根傷みを防止しましょう。果実は一気に熟度が進む傾向にあるので、採り遅れないよう注意しましょう。
  • (2)白麗
     果梗部から熟れる特性があり、袋の下からばかり見ていると採り遅れになりやすい品種です。収穫した果実も果梗部を下へ向けて置くと当たりになりやすいので慎重に扱いましょう。
  • (3)白皇
     遮熱袋や二重袋を使用していると、果実の緑抜けが遅く熟期の判定が難しい品種です。試し採りを行って適期収穫に取り組みましょう。

2.収穫後の管理

  • (1)かん水
     収穫を終えたら、まずかん水です。果実がなくなることで樹は水が足らない状態になりがちです。降雨状況を見ながら水分を与えて樹勢回復を進めます。
  • (2)葉面散布
     収穫後の葉面散布は樹勢回復と翌年の初期生育の増進に有効です。この時期は根の働きが弱いため、根から吸収される礼肥より速やかな効果が期待できます。
    時期:8月下旬と9月上旬(2回)、使用資材:尿素200倍、メリット青400倍など
  • (3)礼肥
     お盆を過ぎると幹や根に貯蔵養分を蓄えるための動きが活発になってきます。この時期を見計らって礼肥を施用します。土づくりがしっかりされて肥えた園では礼肥は不要ですが、やせ地で水はけが良い園では礼肥を与える必要があります。作業防除暦の欄を参考に自分の園にあった量を施用しましょう。施用後はかん水を行って肥料成分を吸収できるようにしましょう。
    時期:8月下旬~9月上旬
  • (4)縮伐・間伐
     収穫後は園地診断を行って、密植園では計画的な縮伐や間伐を行いましょう。糖度の高い優れた果実を得るためには、樹冠と樹冠の間が1m以上必要とされています。(図1)
  • (5)秋季せん定(図2)
     樹の骨格づくりや樹勢調節、日当たり改善による結果部の充実など、冬季せん定だけでは難しい管理を秋季せん定では行うことができます。
     秋季せん定はやり過ぎると樹を傷めることもあります。弱勢樹では控えるとともに、強勢樹でも葉面積の3割程度の切除に留めるようにします。また、切り口が乾燥しないように切除後は直ちに保護剤を塗布しましょう。
    時期:8月下旬~9月中旬

3.病害虫防除

  • (1)せん孔細菌病
     本年は早くからせん孔細菌病の発生が続いています。次年度に被害を繰り越さないように秋季防除を徹底しましょう。病害発生園では収穫後の8月下旬に必行防除欄のアグレプト液剤1,000倍を散布します。
  • (2)カイガラムシ類
     今年前半は比較的発生の少なかったカイガラムシ類ですが、油断すると大きく広がることがあります。スプラサイド水和剤1,500倍を収穫後の8月下旬~9月上旬に散布しましょう。