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営農情報

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2019.09.01更新

かん水/葉面散布/礼肥・基肥/秋季せん定/せん孔細菌病対策


 収穫も極晩生品種を残すのみとなりました。9月は、健全な葉を維持し、貯蔵養分を蓄え、秋根を伸ばす大事な時期です。「収穫後はもう畑に行かない・・・」とならないように、適正に管理しましょう。

1.かん水

 秋季に乾燥が続くと、秋根の伸長を抑制したり、土壌中の肥料成分や微量要素を吸収できず、翌年の生育にも影響します。収穫後は乾燥させすぎないように、降雨の状況をみながら10日間隔で20mm程度のかん水を行いましょう。

2.葉面散布

 葉面散布は収穫後の樹勢回復、翌年の初期生育の増進に効果があります。この時期は根の働きが弱いため、根から吸収される礼肥より速やかな効果が期待されます。
時期:8月下旬と9月上旬(2回)、使用資材:尿素200倍、メリット青400倍など

3.礼肥・基肥

(1)礼肥
 先月号を参照し、施用していない方は9月上旬までに施用してください。
(2)基肥
 施用量は品種や樹勢により加減します。強樹勢では果実品質が不安定な品種(表の例1:日川白鳳、加納岩白桃、清水白桃、白麗、黄金桃)を基準に、樹勢をやや強目に保ちたい品種(表の例2:白鳳、千種白鳳、おかやま夢白桃)はやや施用量を多めにしましょう。
 また、樹勢が強く遅伸びしている樹は、施用量を減らし、樹勢が弱い場合は、施用量を増やすとともに、根の生育をよくするための土壌改良や排水対策を併せて実施しましょう。
 施用時期は9月中旬から10月下旬までで、樹勢や土質により時期を変更してください。樹勢が強いほど、また粘土質土壌ほど早めに施用し、遅伸びを防ぎます。さらに、樹勢が弱いほど、また砂質土壌ほどこの範囲内で遅らせて施用し、樹勢の維持や土壌中の肥料成分の流亡を防ぎましょう。

表 もも施肥例(平成31年度版もも作業防除暦より)
例1(日川白鳳、加納岩白桃、清水白桃、白麗、黄金桃)

表 もも施肥例(平成31年度版もも作業防除暦より)
例2(白鳳、千種白鳳、おかやま夢白桃)

4.秋季せん定

 先月号を参考に、9月中旬頃までを目安に以下のポイントを念頭に実施してください。
  • ①弱勢樹では実施を控え、強勢樹でも葉面積の3割程度の切除に留める
  • ②骨格枝を邪魔する側枝や徒長枝を切除する(図参照)
  • ③枯れ込みを防ぐために、徒長枝は10cm程度残して切除するとともに、太枝の切り口には保護材を塗布する

5.せん孔細菌病対策

 今年はせん孔細菌病の春型枝病斑が多く見られました。本病原菌は、9月中下旬から枝の皮目や落葉跡に潜伏感染し、翌年3月下旬から4月に春型枝病斑を形成し伝染源となります。台風の襲来等で9月の降水量が多いほど、翌年の春型枝病斑が多くなります。したがって、9月の防除は非常に重要です。
 降雨前の防除を徹底するとともに、10a当たり300~400リットル程度の十分な薬液量をむらなく散布するようにしましょう。
  • ○8月下旬:アグレプト液剤 1,000倍
  • ○9月下旬:ICボルドー412 50倍
  • ○10月上旬:ICボルドー412 50倍