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営農情報

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ピオーネ・オーロラブラック

2018.10.01更新

土壌の物理性の改善/土壌の化学性の改善


 品質の良い果実を安定して生産するためには、土壌の物理性(保水性や排水性)や化学性(土壌pHや塩類濃度)を適切に管理し、根が成長しやすい環境づくり(土づくり)が大切です。

1.土壌の物理性の改善(部分深耕)

 ぶどうの根は硬くしまった土や水はけの悪い土では伸長が妨げられて樹の弱勢化・果実品質の低下を招きます。このため、土壌の物理性を改善し、水はけが良く根が成長しやすい柔らかい土にする事が大切です。部分深耕は土壌を部分的に堀り上げ、堆肥等の土壌改良資材(表)を混和して埋め戻す作業です。部分深耕時に根を部分的に切除し、改良した土に根の切断面から新しい根が伸長することで樹の根量が増え、樹勢維持と果実品質の向上につながります。断根を伴う部分深耕は地温が高く秋根が伸長する10月~11月前半までに行いましょう。なお、深耕後は根を乾燥させないようにかん水します。
 優先順位は、①植え付け1~5年生の若木 ②樹勢が弱っている成木 ③中庸な樹勢で数年間土壌改良をしていない成木です。
 若木は根の成長に合わせ、盛土の範囲を広げて根域が拡大するように幅50cm~1m、深さ40cm程度を深耕します(図1)。
 成木は、主幹からおよそ1m以上離れた位置から外側で樹冠面積の3分の2程度の範囲を改良目標とし、この範囲内を4~5年かけて改良します(図2)。

2.土壌の化学性の改善

 土壌診断は数年に1度は行って土壌の状態を把握しましょう。
 ぶどうの最適な土壌pH(酸度)は6~7で、目標から外れている場合、根の成長不良や一部の肥料成分が吸収されにくくなります。
 pHが高い場合はアルカリ資材の施用を中止します。一方、pHが低い場合は、土壌診断結果に合わせて苦土石灰等の石灰資材を施用し、pHを矯正しましょう。
 ハウス栽培では、雨で肥料成分が流出しにくいため、土壌中に肥料成分が残りやすく、過剰な状態では根の伸長や細根の発生が妨げられるので、肥料設計をしっかり考えるようにしてください。