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営農情報

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水稲

2018.11.01更新

気象概況/生育概況/当面の管理/石灰窒素の施用


1.気象概況

 5月中旬以降は平年並みの気温、降水量で推移し、6月5日に梅雨入りしました。7月6日~8日に降り続いた記録的な大雨で豪雨災害になり生育に影響がでました。7月9日に梅雨明けし、その後は降雨がなく猛暑が続きました。
 8月下旬から台風の影響等で降雨があり、9月以降は気温も下がり平年並みとなりました。

2.生育概況

 播種後は気温が低く推移しましたが、苗の生育は順調でした。田植え時期も天候に恵まれて作業は順調に進みました。田植えが遅かった中・晩生品種では、7月上旬の大雨の影響で分げつが少なく生育がやや遅れましたが、その後の高温で一気に分げつが進み茎数は十分確保されました。
 出穂については、高温で経過したことで早生品種は早まりましたが、中・晩生品種は、全般に数日遅れました。

3.当面の管理

  • (1)水田の均一
     田に高低があり、土の表面が水面よりでると、よく効く除草剤を使ってもヒエ等の雑草が発生します。
     代かきの時にも均しますが、代かきの時だけでは土を十分に動かせません。
     そのため、冬季に均一になるよう高い所の土を低い所に動かしましょう。
  • (2)土づくり
     今年も、下葉からの枯れ上がりや、ごま葉枯れ症状が見られる所がありました。地力不足、微量要素不足が主な原因です。
     このような所では、とくに鉄分の多いニューミネカル、ケイカル等の土づくり資材の効果が大きいです。
     また、水持ちが悪いため、除草剤の効果が十分に発揮されない田では、ベントナイトを施用すると水持ちがよくなります。
     施用量は700~1,000kg/10aが基準です。
  • (3)有機物の施用
     地力をつけるためには、有機物が必要となるので、堆肥の施用や、稲わらを全量すき込み地力増強として有機物を施用しましょう。
  • (4)深耕
     今年の夏は異常高温となり、根傷みの発生が見られました。
     できるだけ根が深く張るように深く耕耘(目標深度15cm)しましょう。
     ただし、耕土が浅い田での急激な深耕は保水力が弱まりますので、2~3年かけて徐々に深く耕耘しましょう。
     とくに、葉に小さい褐色の点が発生したり、穂が枯れたりする「ごま葉枯れ病」などには効果が期待できます。
  • (5)排水対策
     コンバインが通った跡が深くなり、いつまでも水が溜まっている田がありますが、このような状況ではワラが腐りません。表面の水だけでもよく抜けるようにしておきましょう。
     また、排水の悪い所では、暗きょの点検をしましょう。暗きょ機能が発揮されていない場合は、冬季に整備しておきましょう。

○石灰窒素の施用

 稲わらを田んぼにすき込む際は、11~12月に石灰窒素25kg/10a散布すると、稲ワラを腐らせる微生物の増殖がうながされ稲ワラが早く腐ります。
 微生物の増殖は窒素の量が影響します。有機物が腐ると有機酸の影響で土が酸性になっていきますが、微生物は微酸性~中性を好みますので、石灰と窒素を含む石灰窒素がもっともよいです。