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営農情報

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水稲

2019.04.01更新

浸種/催芽/播種/育苗/発芽期/緑化期/硬化期/田植え


浸種

 浸種は、発芽に必要な水分を種籾に吸収させるために行います。期間は、水温10℃で6日、15℃で4日、18℃で3日、20℃で2日程ですが、「コシヒカリ」や「ヒノヒカリ」などはさらに1~2日長めに行います。種籾がアメ色になり、胚が白く透けて見える頃が浸種終了の目安です。浸種中は水中で酸素欠乏を生じないよう毎日数回水をかくはんします。

催芽

 催芽は、発芽に必要な水分を蓄えた種籾を一斉に発芽させるために行うものです。
 催芽方法としては専用の発芽機や風呂湯浸の方法があります。目標とする催芽温度は30~32℃で、芽の長さが発芽始め~ハト胸(90%以上の状態)にします。芽を長く伸びすぎないように注意してください。

播種

 専用の播種機を利用して育苗箱に均一に播種します。播種量の目安は(表1)を参考にしてください。
 育苗中の高温時にムレ苗・苗立枯病が発生している場合には、播種時にダコレート水和剤またはタチガレン液剤をかん注することをお勧めします。また、事前に苗箱はイチバン乳剤で消毒を行っておきます。

育苗

 基本は出芽器での出芽→緑化期→硬化期→田植(2.5葉)で、それぞれの時期に応じた温度設定があります。岡山県をはじめとした西南暖地では、厳重な温度管理を行わなくても健全な苗が育つことが多く、育苗時の温度管理を忘れがちですが、基本の温度管理をまとめてみましたので参考にしてください(表2)。
 苗づくりの目標は、①活着力が優れている②病害虫に侵されていない③根張りが良く、丈夫なマットを形成している④苗の揃いが良いことで、健苗づくりは稲作の基本となります。
 被覆期間が長くなりすぎると徒長苗・老化苗になります。早めに除去するように心がけて下さい。「にこまる」は出芽が早く伸長も早いため、その他の品種より早めの緑化が必要です。

発芽期

 揃いの良い苗を作るために幼芽が1cm程度になるまで行います。基本的には温度管理30~32℃で行いますが、育苗箱を播種後すぐ地面に並べる場合は温度管理ができないため、出芽状況の確認が大切です。この期間が37~42℃になると障害が発生しやすくなります。高温にならないように注意してください。

緑化期

 緑化とは、発芽苗を外の環境に徐々に慣らすため、苗に直射日光を当てないようにトンネル被覆等で管理することです。緑化は本葉2枚が現れるまで行います。
 「にこまる」は、発芽が早く緑化期から徒長気味になりやすいので、緑化期間を短くし硬化が遅れないように注意しましょう。

硬化期

 緑化が終わると育苗シート等を外し、直射日光や外気にさらして充実した苗にします。硬化初期の苗は、温度変化に弱いため、日中はトンネル被覆シートの下部分を上げ、夜間は下げることで温度調節を行います。かん水は、苗箱の土が乾いたら行います。田植近くになると床土も乾きやすくなるので回数が増加する場合もあります。高温になると葉がやけて葉先から茶色くなるので注意してください。

田植え

  • (1)苗箱処理剤の散布
     田植前に病害虫防除として、苗箱処理剤の散布を行います。1箱に50gを均一に施用し、その後、水を散布してください。
  • (2)田植時期
     田植の時期は苗の大きさ、とくに葉の枚数によって決まります。時期が遅れると下葉が枯れたり、根が老化し活着が悪くなることがありますので注意してください。