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営農情報

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水稲

2019.12.01更新

水稲の作柄/土づくり/土づくり資材の施用


1.水稲の作柄

 令和元年産水稲の作況(10月15日現在)は、県全体での10a当たり予想収量は517kg(作況指数98)、中北部は504kg(作況指数98)、南部は525kg(作況指数98)のやや不良でした。県全体での作況指数は、9月15日時点より1ポイント低下しました。最終発表は12月です。

2.土づくり

  • (1)有機物の施用
     土壌中の有機物が増えると土壌が柔らかくなり、養分保持力や地力窒素が増える効果もあります。有機物を増やすには、堆肥や稲わらの施用が効果的です。ただし、多量の堆肥を連用すると地力窒素が高まりすぎて、倒伏やいもち病を誘発することもあります。堆肥施用量は1t/10aを目安にし、基肥の窒素量を減肥することが望ましいです。また、稲わらをすき込むときは、石灰窒素15~25kg/10aを散布してすき込むと腐熟が促進されます。
  • (2)深耕
    • ○深耕により、作土が厚くなると根の量が増えやすくなります。十分伸びた根は、養分を吸い続けて生育の後半になっても衰えにくく、多収に貢献します。また、鋤床(作土の下の固い層)に集まった酸化鉄やケイ酸を作土に戻すことができます。
    • ○深耕は深さ15~20㎝を目標としますが、一度に深耕を行うと耕盤が壊れて漏水することがあります。2~3㎝ずつ数年かけて深耕し、作土を厚くしましょう。
    • ○方法としては、プラウやパワーディスクによる反転耕が有効です。ロータリーの場合は、トラクターの速度を落として深耕しましょう。
  • (3)乾田化(透・排水性)
    • ○排水が悪く水が溜まったままの田んぼでは、稲わらの分解が遅れます。溝を掘って溜まった水を抜くようにしましょう。
    • ○適度に透水性がよいと、酸素が土壌中へ供給されるとともに、有害物質が除去されやすくなります。適度な透水性を保つためには、暗きょの管理も有効です。水位の調整が必要でない時は、暗きょを開放しておきましょう。

3.土づくり資材の施用

  • ○水稲が安定して生育するためには、窒素・リン酸・カリ以外にケイ酸・鉄等もバランスよく土壌に含まれることが望ましいです。
  • ○ケイ酸は、水稲の耐病性を向上させるとともに、登熟歩合を高めることで、安定多収に大きな役割を果たしています。ケイ酸は、ケイ酸質肥料や稲わらの施用で補給できます。
  • ○鉄は、土壌が強い還元状態になるのを防止し、根から有害な硫化水素等が発生するのを抑えます。欠乏しているようなら鉄を含む資材で補給しましょう。